テーマ: 青物の豪快な引きを楽しむ
2006年9月16日 土曜日
潮汐 小潮 天気 曇り時々晴れ
気温約 24度
海水温度 26.5度
風力 3〜5
波高 0.5m〜1.5m(ウネリ)
釣行場所 泉南
出航時間 午前8時00分
帰港時間 午後5時00分
釣り方法 飲ませ釣り
釣果 メジロ71p、2匹
使用燃料 軽油20g
今日は、世間で言う三連休の初日であるが、南海上に発生した台風13号が日本列島に近づきつつあった。
前日から、天気予報とにらめっこ、インターネットで何度も各サイトの予報をチェックした。
やはり台風は日本列島の方へ向かっているようであるが、天気予報では曇りで風も弱く、波も1.5bのうねりを伴うとなっていた。
経験から、速度の遅い台風が近づいていても、1.5bのうねりだといつも行けてたので、今回も同じように海上はベタ凪のはずとの判断を下した。
でも、港へ行く途中に雨が降り出して、少しは戦意喪失状態、途中で餌を買わずに港へ行ってみた。
駐車場には何台かの車が停まっていて、皆さんもう既に出ておられるようである。
駐車場の管理人さんにまで、今日は天気あまり崩れないよとの言葉を頂き、即餌屋にUターン、急遽の出航となった。
港を出ると、本当にに海上はベタ凪で、順調にボートを進め、まず今日の狙い目のメジロの餌になる小鰺の確保にポイントへと到着した。
先に、2隻のボートが鰺釣りをしており順調に鈴なりで小鰺を釣っている様子である。
自分も、サビキ仕掛けをセットして近くの場所で何度もコマセを振りながら釣りを開始したが、一向に釣れてくれないようである。
何故だか判らないまま、時間ばかりが過ぎて少し焦り気味で、Bポイント、Cポイントを回ったが結果は同じであった。
今日は、小鰺、即ちメジロを諦めて、鯛と鰺狙いに切り替え、鯛ポイントへと転進した。
ポイントに到着すると、既にLAYLAさんが流されていて、つい今し方鯛を釣られたそうだ。
さっそく仕掛け準備、高仕掛け投入すると、第1投目からコツコツの前当たりで、次の食い込みの前に鯛は擬似を放してしまったようだ。
その後、何度も流すが潮が緩くなって当たりが遠のき、時間ばかりが過ぎていったので、次は他のポイントへ様子を見に行こうとしていると、知り合いのタカさん発見。
彼は、竿を曲げていて、アオリとのやり取りの最中であった。
アオリの仕掛けも持ってないので、鯛ポイントへ転進、高仕掛けに擬似を付けて何度も何度も誘ったが、鯛も食う気が無いのか、一向に当たってこない。
そして、向こうから見慣れたボートが此方へ向かって来たのは、ロシナンテさんで、挨拶と情報交換、小鰺も釣れなかったと言う話から、彼は親切にも、折角釣った元気な鰺を網ですくって僕のボートに放り込んでくれた。
本当に、海上に知り合いがいるのは大変ありがたい。
諦めていてメジロも小鰺確保で可能性が出て来たので、さっそく生け簀へ放り込んで、鯛を釣りながらジックリとメジロの上げ潮が流れるまで待つことにした。
そして、ついにメジロの上げ潮が流れ出して良い感じになってきた時に、先にロシナンテさんの竿が満月状態、次に、タカさんも竿を曲げている。
途中中断で休憩もしてタカさんと楽しいお喋り、その後大急ぎで仕掛けをセットして、ポイントに戻った。
既に、20隻ほどのプレージャーの船団が出来て、みんな同じように流している。
自分も、60号のオモリにハリス11号の超ヘビーの飲ませ仕掛けに小鰺を鼻掛けにして放り込んで、流し釣り合戦に加わった。
ポイントは、海底が変化に富んでいて起伏が多く、潮が速い為、根掛かりばかりで、非常に底取りが難しい。
魚探の水深を確認しながら、その変化に合わせるように仕掛けの深さも調節した。
そして、駆け上がりのところに差し掛かった時に、竿先が重くなり、次の瞬間に強力な衝撃が加わって来た。
言葉で表現すると、竿先を強烈なハンマーで何度も何度も叩かれているような引きで、50号のロットも根本から弓なりである。
焦りと緊張と、強力な引きで、どうして良いのか判らず、とにかく水面に浮かそうと必死で魚と力比べである。
そして、深さ5bのところまで浮かせたが、突然竿先がお空を向いて、糸が弛んで上がってきた。
どうやら、ばらしてしまったようである。
ここで諦めはせずに、とにかく一匹を目指しても何度も流し、遂に、竿に重みが伝わって力任せに引き上げると魚が着いてきているようである。
先ほどと同じ様に、何度も何度も機関銃で撃たれているような引きで、遂に根から浮かせることが出来たようだ。
そして、リールを手巻きで力一杯巻いている間でも、ドラグを強力に締めてあるのに糸が出て行くのは、流石のパワーである。
少し巻いては、スプール逆転を繰り返し、次第にリールの水深を示す数字が1bになった。
水面に姿を見せてからも水中へ突っ込んで、ドラグが逆転、このやり取りは操船しながらなので本当に難しい。
何とか、大口径のタマで一発成功、遂に、ボートの上に綺麗な白い肌が印象的なメジロが上がった。
この瞬間が、ボート釣りの醍醐味と満足感で感無量となった。
元気なメジロを生け簀に放り込んで、お土産用の次のもう一匹を狙い、同じラインを数回程流していると、又ヒットで竿先がギューンと弓なり状態、今日は3度も強力なファイトを堪能することができた。
土産は2匹で十分、これ以上釣っても食べきれないのでストップフィッシングで沖上がりした。
去年はジギングでメジロを一匹仕留めた経験はあるが、飲ませ釣りは初めてで、流し方や仕掛けのさばき方、釣った魚とのファイトの仕方等、良い経験ができた。
今日は、沖で出会ったボートアングラーの皆さんのおかげで楽しい釣りが出来た。