待ちに待った移動性の高気圧がポッカリ日本列島を覆って、釣り釣り日よりの予報と週末とが重なったので、今冬によーく釣れているメバル狙いで出漁した。
朝、港に着くと車の外気温度計はマイナス3度で、ボートのフロントウインドウが凍り付いていた。
水を掛けて溶かそうとしたが、その掛けた水がすぐ氷ってしまうので、タオルで氷りを拭い取って、視界も確保出来たので、波の無い穏やかな海をポイント目ざして、夜明けと同時に出航した。
ポイントへ向かう途中で東の方を見ると、丁度その時に、山々から真っ赤な太陽が昇ってくるのを目の当たりにすることが出来たのは大変に幸せだ。
暖かい朝日を浴びながら、静粛の海を全速力で滑走して、早々にメバルポイントに到着した。
ポイントでは、昭魚丸さんも既に到着されて、着実に釣果を上げているようだ。
ポイントの位置を聞いて自分も、同じ様に流したが、なかなか細仕掛けの操作が難しく、いざという時は糸が絡んで、仕掛けがグチャグチャになってしまう。
何度も仕掛けを替えたが、当たりが出ないまま時間ばかりが過ぎていった。
メバルは目が良いので、魚からは糸が見えないように大変な細仕掛けであるために、一旦縺れると解くのが大変である。
ましてや、最近は自分も老眼になったので、メバルの見えない細ハリス等は僕には見える筈がないのである。
仕方が無いので、メバルはここで諦めて、次はガシラを求めて田倉に移動した。
潮は良い感じで、ゆっくり上げており、ガシラ仕掛けに今回初めて使うワームを針に刺した。
こんな物で魚が釣れるのか?と思いながら、胴付き仕掛けを底まで落として、ゆっくりと上下に錘底トントンで誘っていると、魚探の反応のあるところを通過した途端に、グーンと気持ちよい魚信が伝わって来た。
強い引きを交わして、水面を割ったのは27pの良型のガシラである。
本当に、ワームなるものでガシラが釣れるのは初めての経験だ。
好奇心旺盛な魚が餌と間違えて食いつくようである。
その後、コンスタントに当たりがあり、ミニサイズはリリースしたが、食べ頃サイズが5匹釣れた。
お昼の下げ潮の時間になったので、午後の下げ潮に期待して、鯛ポイントで疑似餌による鯛を狙ったが、遂に一回も当たりが来なかった。
その後、潮もあまり流れなくなったので、朝からのメバルポイントへ再度舞い戻って流したが、時合いも終わって、当たりが無いまま時間ばかりが過ぎていった。
今日は、本命のメバルが釣れなかった、一番の原因は、仕掛けがうまく操作出来ずに、絡んでばかりで、糸を垂れている時間が非常に短かったのと、疑似の鯖カワのカットが大きすぎて、メバルのサイズに合っていなかったであると思う。
これは、港へ帰って、ボート釣りの先輩に聞いたところ、僕の使っているサイズの半分の大きさということである。
いずれにしても、今日は反省点が多く、次回は、今日の反省を踏まえて、仕掛け作りから、仕掛け操作の研究をなお一層する必要があると思う。