2006年12月5日  火曜日 
潮汐 小潮  天気 晴れ  
気温約  6度 
海水温度   17度  
風力      2〜3  
波高     1.0m  
釣行場所  泉南 
出航時間   午前7時45分
帰港時間   午後4時45分
釣り方法    小鰺サビキ
釣果      小鰺
使用燃料  軽油20g 
テーマ: 鰤狙いのはずが・・・
  今日は、一ヶ月ぶりの出航で、水温の低下も気になるが、鰺、太刀魚、アオリ、メジロなどの選択肢があり、とりあえず餌屋でアオイソメと鰯を少しばかり仕入れて港に到着した。
いろいろと、港の知り合いの人に話を聞いていると、どうも、大鰺ポイントで鰤が釣れているとの情報で、それも結構確率が高いとのことであったので、急遽、寒鰤狙いで出撃することにした。
まず、飲ませ釣り用の餌の確保であるが、港の近くの魚礁には沢山沸いているとのことであったが、聞いたとおりに行っても、そのポイントが解らずで、いつものマイ小鰺ポイントへ全力疾走で向かった。
ポイントでは、2〜3隻ほどボートが出ていたが、なかなか食いが渋い状況で、いつものところを魚探で探っていくと、水深8bのある一定の場所に差し掛かった時に、小鰺の固まりで魚探の画面が真っ赤、早速、サビキをショットガンで入れると、竿先にグングンと当たりが伝わって来る。
途中で、ボート仲間で、最近、ヤンマーの格好の良いサルパ23の新艇を購入された横月さんもやって来て、一緒に並んで小鰺釣りの開始である。
潮も緩く、余り流れが速くないので、同じポイントに長くとどまっていることができるので、流し直しをしないでも、一度に4匹が鈴なり状態で釣れてくる。
本当に、泉南のあらゆる流し釣りの基本となるショットガン釣りを、何とか極められたのは今年の大きな収穫である。
約30分ほどの短い時間で、40匹程が確保出来て、生け簀の中が賑やかになってきた。
 次は、沖のポイントへ目指して船を進めて、メジロポイントに着くと、先に出航された昭魚丸さんとスマイル船長さんが流しておられ、情報を聞くと、既にメジロの時合いは終わったとのことで、彼らも一匹ゲットされてようである。
仕方がないので、少し南下して中鰺を釣りにポイントを目指した。
中鰺ポイントでは、10隻ほどのプレージャーが釣っていたが、全く釣れてない様子であるので、今度は、北方面の大鰺ポイント目がけて移動である。
大鰺ポイントでは数隻のプレージャーが居て、しばらく、お昼の弁当を頂きながら、様子を伺っていると何やら竿が満月常態になっている船を見かけた。
自分も早速、鰤用のハリス14号の太仕掛けに小鰺を鼻掛けして、投入した。
下げ潮も、12時頃から次第に動き出して、最速では3ノットほどの流れになってきた。
魚探も、底の方で魚の反応で出ていて、何か釣れそうな気配がするが、一向に当たりが出ない常態で時間ばかりが過ぎていった。
周りも、ジギングをやっているボートは時々メジロを上げている様子で、近くを流している人に聞いたところ、2回ヒットして1回はあまりにも大物だったので、竿が折れたようで、二回目は水面で太ハリスを飛ばされて、ばらしてしまつたようだ。
2回とも、良型の鰤であったとのことで、益々、鰤の期待が膨らみ、何度も何度も流して、時間も3時を回り、もう最後の2流しという時に、竿先が急に重くなって、そのまま引き上げると、少しずつ底からついて上がってくる感じで、引き上げて行くと、急に大刻みの魚の引きが伝わってきて、50号の竿が満月常態である。
遂に、夢にまで見た鰤がヒットしたようである。
ここでばらしては、後で後悔すると思い、慎重を期すために、竿のグリップしをしっかり握り直して、電動リールをハンドルで糸巻きするが、きつく締めたドラグが効いて、糸がいくらでも出て行ってしまう。
余り糸が出ると、根に潜られて糸切れするのを警戒して、ドラグだけでは糸が止まらないので、手で道糸を押さえながら、糸の出をコントロールし、なんとか浮かそうとして水深10bまで引き上げるが、またまた、一瞬で35bまで潜られてしまう。
本当に、鰤は良く引くなと思って、真剣な顔で、初めて釣る鰤の感触で緊張のあまり、心臓の鼓動の高鳴りも押さえながらの大物とのファイトはエキサイティングそのものである。
その間もボートは流されていて、次第に潮目に突っ込んで大揺れ常態、約10分程の激闘の末、遂に鰤とご対面と思いきや、水面に姿を見せたのは、大きいが何やら鰤の色と違って、少し茶色っぽい魚影であった。
そして、水面に顔を見せた瞬間、脱力感が体を駆け抜けてしまった。
いいまで、鰤と思って必死の激闘をしていたのは、紛れもなく丸々と太った1b余りのサメであった。
完全に、鰤と思って釣り上げたのであるが、こんなどんでん返しがあるなんて、釣りも解らないものである。
水面に口を出して、後は玉ですくうだけであったが、やはり、サメという生き物は、怖いというイメージがあるので、ハリスを気って海底へお帰り頂いた。
今日は、鰤は釣れなかったけど、鰤以上の凄いサメの引きを堪能できたのは本当に素晴らしい経験になった。
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